サン・ジョセフ ブラン レ・ロイエ／ドメーヌ・クルビ2003

「20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。」

「20歳未満の方に対しては酒類を販売いたしません。」

タイプ: 白辛口 ミディアムボ

ドメーヌ・クルビは16世紀からの畑を持つワイン生産者。昔は様々な果樹を栽培していましたが、60年代から本格的にワインの道を進めていき、今ではサン・ジョセフとコルナスに35haの畑を所有しています。「基本的にはビオに近い栽培方法をとっています。でも全ての畑に傾斜があり、急すぎるところはそこまで行き着かないことも。」と当主のローラン・クルビ氏。傾斜がゆるければ小型トラクターを使えますが、傾斜がきついと馬すら使えないといいます。実際にそれらの畑は、何かにつかまらないと滑り落ちそうなほどの急斜面。「ここでの作業は収穫以外も全て人力。大変とはいえ、日当たり抜群で水はけが良いのが特徴の素晴らしい畑です。雨が降っても水分がうまく下に流れてくれるため、ブドウの樹が余分な水分を吸い上げないのです。」そう言うとおり、作業する人には大変厳しくとも、ワイン用の高品質なブドウが育つには絶好の環境なのです。
こちらの白ワインの主な原料となるマルサンヌは、樹齢80歳を超えるものもあり、収穫量は減りますが、大変質の高い実を付けます。
人と自然とブドウ樹の長い長い年月の結晶と言えるでしょう。
2003年のフランスは多くの犠牲者が出たほどの歴史的猛暑の年で、ブドウは焼けるような暑さの中育ち、収穫されたため、過熟気味となり、出来上がったワイン(特に赤ワイン)は、色濃く、果実の凝縮感が強く、酸は控えめで、重々しいものとなりました。しかし15年経った今はそれらも落ち着き、程よいバランスのワインとなっているものが多く見受けられます。
そんな2003年のワインではありますが、この白ワインの特筆すべきは「非常にエレガント」だということ。アルコール度数をご覧いただければわかるのですが、ローヌの白ワインは赤ワイン同様力強いものが多く、そのほとんどが14％前後の高い数値となります。しかしこのワインは“12.5％”しかなく、決してパワフルではないことがうかがえ、実際とてもエレガントなのです。しかしただ綺麗なだけでなく、水はけの良い急斜面に植わる樹齢80年の古木が生み出す濃密なエキス分とコク、旨み、果実の甘味が一体となって、十分な飲み応えと長い余韻を与えてくれるのです。
まさに飲み頃の大変お買い得なローヌの白ワインです。素晴らしいの一言。

原産国: フランス
アルコール度数: 12.5%
容量 :750ml

※未成年者の飲酒は法律で禁止されています。運転後や妊娠中の方の飲酒はお控えください。

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